先日あるお母さんから相談を受けた。
「二週間前まで機嫌良く保育園に通っていた3歳の娘が、ここ数日泣き泣き保育園に行くようになった、何が悪かったのかわからない、このまま通わせてもいいものか」という内容でした。
お母さんと離れるときは泣いていても、一日中泣いているわけではないし、お母さんが不安な気持ちで送って行ったら、子どもも離れにくくなる。
連休などでいつもより長くお母さんと過ごして離れたくなくなったのだろう。泣いている我が子を無理に預けると子どもを見捨てたような気持ちになり、お母さんも一日中心苦しいと思う。
でも、「保育園に行ってほしいのならばお母さんが笑顔で見送れるように気持ちを強く持って頑張らなければいけないのでは」と伝えた。
いつも子どものことを一番に考えていることがよく伝わる悩みである。素敵なお母さんだと心からそう思った。
子どもの感情はすぐに変わる。今機嫌が悪いからと焦って振り回されるのではなく、様子を見守ってみることも大切だ。
お互いに切ない思いをして離れ離れになっても、お迎えの時にしっかり抱きしめてあげることでリセットできる。泣いていても笑っていても大好きで、大切に思っていることをしっかり伝え続けて欲しい。
愛情の貯金がたっぷりあれば母子分離の不安は減っていくだろう。そして、お母さん自身の心の健康を保てるよう、いろんな思いを吐き出せるところを見つけて欲しいと思う。