【子育て体験談】こどもの熱性けいれん 

夜泣きで最初の試練に立たされた私であったが、それもやがて収まり、やっと落ち着いて長男との時間を楽しめるようになってきた。

好き嫌いの多さや食が細いなど、それなりに悩みはありつつも概ね順調といった感じだった。

ところが、ある日、風邪で息子は高熱を出した。大人と違い、子供の発熱なんてすぐに39℃までかけ上ってしまう。その知識はあったが、その日は夜中に40℃近くまで上がってきた。

水分補給をさせようと名前を呼んでも、うっすら目を開けてはまたトロトロと眠ってしまう。

不安になり、顔を覗き込みつつ(大きな病気だったらどうしよう)と思ったその瞬間!

長男は痙攣を起こした。

「うおおおおお」と言う雄たけびと同時に目をむき、体中を突っ張らせて、顔色はみるみる土色に変った。エクソシストみたいだった。

熱性けいれんだ!と頭ではわかっていたが、見たこともない状況に私はテンパった。

死ぬかもしれない、もうダメかもしれない、本当にそう思った。大慌てで救急車を呼んだ。

搬送された先で

「大丈夫ですよ。熱性けいれんですから。痙攣で熱を放散させたんですね。37℃台に下がってます。」

と言われた時は、へなへなと力が抜けた。

熱性けいれんは子供によくある症状で、てんかん発作とは違うもの・・・そうはわかっていてもアレを経験された親御さんは本当に慌ててしまうと思う。

天使のような我が子が悪魔に取りつかれたような形相で泡ふいて白目むくんだもの・・・救急車を呼ぶほどの事ではない?

・・いやいや( ̄▽ ̄;)呼んでしまいますって・・・

子供が高熱を出した時は脇の下や首の周りなんかを冷やしてあげて下さい。

子供は大人と違って体温調整が十分にできないから、お布団かけてあったかくしてると痙攣おこす事があります。

でも生理現象なので、慌てず痙攣が何分ぐらい続いたかみておきましょう。

件の長男は翌日には平熱に戻り、ケロッと治ってしまった。

・・・しかし、我が家の長男はこの後、本物のてんかん発作を起こし、約8年間治療を続ける事になるのである。

🌸その話はまた次回🌸