志望校に行けなかったから人生どん底ではない

今年も残り2ヶ月となりました。受験生にとっては、残り数ヶ月、追い込みの時期と言われることが多いです。

今回の体験談はそんな”受験”にまつわるお話です。

受験生をもつお家の方へ

朝夕の冷え込みに、秋の深まりを感じる季節になった。

紅葉など楽しみたい季節だが、受験生がいる家庭はそれどころではない。志望校を決めなければいけない季節なのだ。

この時期に成績を伸ばしてくる子と伸ばせない子、何が違うのだろう。本人なりに努力しているのに、結果に結びつかず親や先生から責められ、やる気をなくしてしまう子が多くいる。1つでも上のランクの学校に行くことだけが目標でいいのだろうか?

「まだまだ頑張れるはず」と言われても勉強のやり方がわからないまま、受験の時期を迎え、プレッシャーに耐えるだけのエネルギーがない子をよく見かける。

「志望校なんてない」、「もうどうでもいい」、「受かりそうな学校でいいです」、と。

受験が迫る中、どんどんやる気をなくす原因は、どこにあるのだろう。

私は、成績だけで一喜一憂する親にあるように感じている。望んだ結果でなくても、頑張ったところをほめ、認めてあげることをせず、ダメ出しばかりしていると当然のことながらやる気を無くす。そこへ追い打ちをかけるように、「頑張らないから志望校を諦めることになった」と責める。何もかも子どものせいにしていいのだろうか。

受験に向き合う親は、どこなら受かるかだけでなく、その学校で我が子がなにを学び、どのように輝けるのか、どんな学校に進学しても、卒業までたどり着けるようにサポートすることを考えなければならない。

そして、色んな学校があること、自分の人生は自分で選択していくことを教えてあげて欲しい。

志望校に行けなかったから人生どん底なのではない。

「どんな環境からでも明るい未来を築ける、未来は希望で溢れている」と伝えてあげて欲しい。