イヤイヤ期をうまく乗り越えるには?子どもの行動にはちゃんと理由がある

みなさんはイヤイヤ期をご存知でしょうか。「魔の2歳」とも呼ばれるくらい、子どもが2歳ごろになったら、おそらくどの家庭でも出会うだろうイヤイヤ期。ある調査では、「イヤイヤ期に抱えるストレス度について」0歳〜5歳の子どもを持つ保護者のおよそ4割が、高いストレスを抱えているという結果が出ていました。

イヤイヤ期とは

イヤイヤ期とは、「子どもが成長をしていき『自分の欲求』を相手にぶつけるようになる第一次反抗期のこと」です。子どもにとっては、ようやく言葉を喋れるようになってきて、自分の気持ちなどを上手に表現するために必要な時期(訓練期)です。

イヤイヤ期が発現する時期は子どもによって様々ですが、1歳半ごろから徐々に出てきて、2〜3歳ごろにピークを迎えるようです。年齢が上がるにつれて、上手にコミュニケーションなどがとれるようになり、4〜5歳ごろには落ち着くことが一般的に多いそうです。

それでは、どのようにイヤイヤ期を過ごしたら良いのか、子どもと関わったら良いのかということを実際の体験談をもとにご紹介します。

子育て体験談「子どもの行動にはちゃんと理由がある」

我が家には3歳になったばかりの娘がいる。最近とても上手?にイヤイヤをするようになった。上手にわがままをいう姿が可愛くてたまらない。

何か買って欲しいものがあったり、抱っこして欲しかったり子どもの訴えは本当は単純なものだ。

それを大人目線で、「必要ない」とか「自分で歩けるでしょ」と決めつけてしまうことで、イヤイヤに火をつけてしまう。

「なぜ、それくらいのことでこんなに困らせるのか?」とおもうが、子どもにとってはそれくらいでは済まない事なのだ。

子ども目線になって「これ欲しいよね」、歩きたくないのではなく「少し甘えたいよね」と同調すると、急に落ち着いたりする。大人の都合を押し付けないようにするだけで、意外と早くイヤイヤから解放される。

子どもは大人の許可なしではできないことが多く、やっと許されたことも、「もうダメ」と制限される。

例えば、おもちゃで遊んでいいよと言われ楽しく遊んでいると「それ以上おもちゃを出さないで、使わないなら片付けて」と言われる。

大人から見ると今使っていないおもちゃは片付けてもいいと思うのだが、子どもはお気に入りをそばに置いておきたいだけなのだ。

子どもの行動にはちゃんと理由がある。

毎回その気持ちを受け止めてあげるのは難しいが、気持ちに余裕がある時は、子ども目線で気持ちを考えてあげたい。

「ちゃんと分かっているよ」というメッセージを受け取った子どもはきっと、相手の立場に立って考えられる子になってくれるだろう。

イヤイヤ期を上手に乗り越えるポイント?

一番のポイントは「子ども目線」ということではないでしょうか。

大人の常識や親のイライラを子どもにぶつけると、よりイヤイヤが増します。頭ごなしに全てを拒否したり、怒鳴ったりすると子どもも自分の気持ちが受け入れてもらえていないと感じ、自分に自信がもてなくなるかもしれません。

もちろん、子どものイヤイヤを全て受け止めることは難しいと思います。疲れると思います。そのときでも、怒鳴るのではなく、子どもに対して自分の気持ちを素直にメッセージとして伝えるのはどうでしょうか。

子どもも1人の人間です。子どもの行動に共感してあげることで、子どもも自信をもち、自分の気持ちなどをうまく表現できるようになるのかもしれません。

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